トップページに戻る
■毛皮に関して
・防寒目的としては毛皮より優れた繊維が幾らでも開発されている。現代では雪山や南極のような局地でさえ毛皮を主な防寒目的として使用することは無い。
・一着のコートに必要な小動物の数(およそ)…犬10〜24匹、猫20匹、ビーバー15匹、狐30匹、狸18匹、ミンク50匹、マスクラット40匹、兎、栗鼠、チンチラ等100匹。
・捕獲用のトラバサミは足の肉を引き裂く残酷なもので捕獲動物の9割はゴミとして捨てられる(中国やカナダやアメリカの多くの州で使われている)。
・捕獲から養殖に移行しつつあるが全ての動物が養殖されている訳ではない(中国では犬を狂犬病対策という口実で捕獲している場合もある)。大型動物は特に…。
・乱獲により絶滅の危機に瀕している動物…トラ、ヒョウ、オセロット、レッサーパンダ、グレービーシマウマ、カワウソ等。
・企業は法的規制回避やコスト削減の為、中国やタイやフィリピン等の途上国に養殖工場を移す場合があり、その場合は更に残酷な方法で殺される。
・毛皮用の養殖の動物は脂身が多い為、通常食用としては用いられない。
・フェイクファーは犬猫の毛皮の場合もあるが価格が安い為に気付かれ難い。また2006年の地点で毛皮は表示義務の対象外。
・法律で取り締まるだけでは毛皮の廃絶は不可能でまずは需要を絶つという前提が必要である。
・買えばその分、多くの命が犠牲になり、着れば他人に勧めることになる(本物そっくりのフェイクも同様)。
・欧米の一部の国は既に廃絶に向かって動いている(但し経済を考慮して執行猶予つきで緩やかに行なっている)
・反対運動によって毛皮関連の業者が失業してもその生活を保障する義務は無い。それは泥棒が失業した場合と同じだ。最低限の保証は国が行なうべきであろう。
・買う側が「毛皮を売ってる人が困る」と言うのは言い訳でしかない。買わないと生産者が困ってしまうと思うなら、
世界のあらゆる商品を買い占めなければならない(毛皮以外も)。
・日本は欧米に比べ意識が遅れているがアメリカの従属国という立場上、ファッションの先端が欧米であるという状況から考えて必ず反対の波がくるだろう。
・日本も大物有名人を一人でも毛皮反対に転向させれば状況は大きく変わるだろう。それまではアニマルライツ団体が勢力を拡大出来るように支援し続ける必要がある。
・感受性がない毛皮賛成者は転向させることが困難。それよりも今は反対者を一人でも多く増やすことを優先させるべきである。討論より世論を重視。
・毛皮自体は天然繊維とされているが製造過程で化学物質を使用するし、動物を養う為大量の農薬が使われる。また排泄物による土壌や水質汚染も決して少なくはない。
・フェイクファーが肌に悪いという科学的根拠はない。また本物の毛皮も化学物質で加工している為、フェイクと変わらない。
・殺し方の残酷さだけではなく、動物の持つ知能の高さ、親から引き離し金網や狭い柵の中に幽閉しファッションの為に何十匹も犠牲にする行為自体を訴えるべきだ。
・現在日本の毛皮のコートの大半は防寒に重点を置いて作られていない。したがって防寒目的という言い訳は通用しない。まして脚を出しながら着るなんて問題外である。
・石油が後50年程度で無くなるというのは仮説に過ぎない。ポリエステルのリサイクルは進んでいる上、ガソリンや火力発電の消費と比べれば化学繊維の石油消費は微量。
・現代の日本では毛皮製品が無くとも生活自体に支障は無い。現に毛皮を愛用しているのは婦人層ばかりで大抵の男性や子供や老人は毛皮無しで生活している。
・最先端素材を天然素材が総合性能で勝る道理は無い。もしそうであれば研究開発そのものが無意味になってしまう。天然素材を選ぶのはどちらかと言えば趣味の問題。
・日本文化が特別に独自性がある訳ではなく、近代文明の殆どは欧米から譲り受けたものだ。日本の民族性が極めて異質な存在であれば外資系の企業は成功しない。
・毛皮に反対するなら肉を食うなと言う考えは戦争に反対するなら喧嘩も討論もするなやタバコに反対するなら車も乗るなと同じレベルの考えである。
・人間の死骸で作られた製品は多くの人が生理的に不快感を感じる。それが愛玩動物やそれに近い動物でも同じことである。そして牛や豚は一般的な愛玩動物ではない。
■畜産に関して
・現在養殖されている動物単体は不買では救うことができない。しかし買えば余分に生産され犠牲となる命が増える。狩猟される動物も救う為にも不買は有効である。
・EUでは飼育方法や殺し方が改善されてきてはいるが金網の中で飼うという性質上、その水準は動物園とは比べ物にならないほど低い(動物園でさえ非難される場合もある)
・犬には盲動や介護をするほどの知能がある。猫も性格の問題で知能はほぼ同等だ。動物にも喜怒哀楽があり、子を取られれば人間と同じように悲しんだりもする。
・個人の畜産では企業よりも原始的で残酷な殺し方をされる場合がある。しかし工場の大量生産と違い愛情が与えられる場合もある。その点ではまだマシと言えよう。
・全ての人間が菜食になり畜産を止めれば現在の三分の一以下の農地で全人口を養える。大気汚染も大幅に減らす事ができる為、倫理だけの問題ではない。
・人間が避妊するようにペットや野良猫に去勢させるように生まれない方が良い命もある。生まれながらに無実の死刑囚である畜産動物はその典型である。
・無人島なら感謝すれば人をも殺して良いのか?安楽死さえさせればを病人を勝手に殺して良いのだろうか?
■アニマルライツに関して
・動物の権利を主張するのに義務を果たす必要は無い。毛皮に反対するのに必ずしも肉食を止める必要も無い。但し牛豚にも同じ行為をしていることを忘れてはならない。
・植物の権利は痛覚や喜怒哀楽がない為、動物の権利ではなく自然の権利として考えるべきだろう。
・人間や昆虫も広義では動物であるが通常アニマルライツには含まれない。害虫や細菌まで保護の対象になれば人類は滅びるだろう。
・アニマルライツとインセクトライツとプラントライツとヒューマンライツ。類似点はあるが黒人差別と男女差別と国籍差別と職業差別と学歴差別のように別の問題である。
・普段毛皮や動物実験に関わりの無い人間にはどれだけ正論を並べても関心を持たれ難い。それでは世論は動かない。関心を引く手段の一つとして動画の拡散が挙げられる。
・種による差別は良くないことだ。ただ命の大小が無いとはいえない。もし人間一人と細菌一つの価値が同じであれば、より細胞の多い生き物が尊重されることになる。
・昔は女性軽視問題。女性の命は男性の命よりも軽いと思われていた時代があった。結婚した女性が浮気をすると死刑で男性が浮気をしても死刑にはならなかった。
・ペットとして広くしている動物やそれに近い種は殺すこと自体が嫌悪される。
・食用としての否定と毛皮・革としての利用の否定はある程連動している。その種の皮だけに反対をするのは愚かな行為だ。
・食用として普及している種であっても毛皮産業を肯定することになる為、険悪される場合がある。
・殺す目的や手段によって風当たりが変わってくる。全ての犠牲を無くすのは不可能で必ずどこかで妥協する必要があるからだ。
・死骸を破棄する場合や飼料や肥料に使い、人間が食料にしない場合は妥協され難い。代替品が沢山ある上、一般人の生活に直接関わっていない為だ。
・例え種による差別を否定していても性質が大きく異なる種を完全に同等に扱うのは困難。
■動物実験に関して
・残念ながら全ての実験に代替方法がある訳ではない。その為に代替方を研究する組織が存在する。どちらかと言えば法や制度問題が大きい。
・日本は欧米と違い動物実験及び実験施設の審査制や許可制、実験記録の報告義務がないのが問題(2007年地点)
・代替法の研究以外にも無駄な実験を減らす手段は沢山ある。例えば実験データを全世界で共有すること等。
■ペット・保健所に関して
・新しくペットを飼う場合は保健所や愛護団体や知人から引き取った方が動物の為にも金銭的にも良い。ペットショップにも畜産に類似する影がある。
・無責任な飼い主を減らす為、犬猫の戸籍制度も徹底する必要がある。またマイクロチップの普及も必要だ。
トップページに戻る